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Harukoma Bakery Traditional & Original Bread

電話でのお問い合わせはTEL.0155-38-5311

〒080-2469 北海道帯広市西19条南5丁目43-11

コンセプトconcept

●ベーカリーキャンプ

志賀勝栄氏との出会い

2007年、帯広市の産業連携室の二人の職員が訪ねてきた。
第一印象・・・二人共でかい!! 都鳥さんと田口君だ。
話の内容はこうだった。

小麦関係でパンを主体としてイベントを市の企画で行いたいから、力を貸してくれないか。

私も仕事が忙しいので、set upしてもらえれば、講習会のサポートぐらいはやりますよと答えた。
そして、二ヵ月ぐらいして彼らが「この人が講師です。」と言ったのが、“志賀勝栄氏” 。
暑い日だった。二人共でかしい、ちょっと太い、汗かきながら、ちょっと赤ら顔だった。

「え゛ーーー!!」と私が叫びながら、二階へ駆け上がり、自分の部屋の本棚から数冊パンの本を持ち、階段を駆け下りる。
ポカンと口をあけたままの二人。
雑誌もあれば、著作の分厚い本もある。
慌てながらも「日本のパン業界で今一番注目を集めている人」だとまくし立てる私。
「神様といってもいい人だ!!」とも言ったか?!
二人の赤い顔がみるみる青く変わっていく。
そんな有名な人だったのか? 大丈夫なのかな・・・、という表情になる。

それからが大変だった。
前田さんからは、企画が持ち込まれ、当日の70名分のサンドセットを作ったり、企画は“がちん粉対決 春きらりvs春よ恋”(余談だか、やっぱりダジャレは入っていた。今でもその流れは彼の企画に必ず入っている。)という、畑の中で、本格的な 
官能検査をするというもの。

フランスパンを二品種食べただけの割には、細部のニュアンスまでとらえた素晴らしい検査ができた。

江別製粉の佐久間氏も、あれはすごい検査だった! と今でも語り草である。
事実 十項目はあったと思う。顕著なものは “ハルキラリ”は皮が美味しく男性が好み、“春よ恋”は柔らかさが際立ち女性に好まれる。という結果だ。

その年のさりげない言葉を二つ
志賀先生→「先生とは呼ばないで下さい。恥ずかしいです。」※しかし、私には志賀先生は志賀先生です。それ以外 呼びようがありません。
栄徳先生→「はるきらりってフランスパンいいですね。使ってみよう。」

そしてその後もベーカリーキャンプにおいての当店の企画は
二年目には、七飯のこなひき小屋オーナーの木村さんとのコラボ講習会
三年目には、自分の店舗で、オランジュの渡辺氏と料理のコラボ講習会
四年目には、小麦粉の使用頻度を上げるべく、ホームベーカリーによる講習会 と続いています。

山崎先生 竹谷先生 他 パン業界のすばらしい一流の技術者たちが夏の十勝を訪れ、十勝産小麦を使い、全国にむけ発信してくれる会が『ベーカリーキャンプ』だ。
もちろん前田さんの畑を見るのもすごいけど、まだまだ十勝へ招きたい。
夢は大きく広がっている。

あらためて言える事は、志賀勝栄先生は、すごいパン職人で、素晴らしい人格者であるという事だ!!
本当に今でも電話一本かかってきても、ちょーー緊張する。
やはり一流の人は人間自体が一流なのだと痛感する。


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はるこまベーカリー

〒080-2469
北海道帯広市西19条南5丁目43-11
TEL.0155-38-5311
FAX.0155-38-5312

定休日: 日曜日と第三月曜日
営業時間:AM10:00〜PM7:00